ここは飛騨高山の山奥にある工房です。

これから台風の季節なので、避難に関して、思ったことを、今回(2018/7/5~9)の台風7号がらみの、避難生活の顛末に即して書いてみます。

大雨特別警戒警報という耳慣れない警報が出て、避難指示がでるなどで、なかなかに大変でした。

参考にしていただければ幸いです。

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市広報の放送がまったく聞き取れない

ここいらでは、市の広報の放送が所々にあるスピーカーから流れてきます。

普段でも山あいなので、こだまして聞き取りにくいのですが、今回の台風に関する放送では、激しい雨の音と相まって、まったく何を言っているのか解りませんでした。

今回は、台風7号がくる2~3日まえに大雨があって上での台風なので、これはちょいとヤバイかもしれないと思いました。

というのも、何年か前の台風23号の時は、それはそれは酷かったのであります。
あん時はたしか東京に行ってたのだけど、戻ってきたらエライことになっていました。

とにかく工房に行くまでの道路は半分えぐれて無くなっているし、工房は10cmの床上浸水だし(床上といってもタタキなので床=地表なのですが)橋は流されているし、工房近くのキャンプ場になっている島は半分無くなっているという状態でした。

そういう記憶があるので、これは逃げないとヤバイぞと思った訳です。
ちなみに工房があるところは差し渡し3~400mくらいの河岸段丘の端っこで、工房の裏は山です。ヤバイんです!

地元発のSNSは役に立つ

工房のある所は、幸か不幸か友人から「情報過疎地」なんて言われてまして、地上波もFMもBSも入らないところです。
光通信によるネットだけが頼りのところです。

そんな中、ネットのニュースを見ていると各地でのがけ崩れの情報なんかが入ってきます。
全国ニュースは大雑把過ぎてあまり役に立たないし、より詳しいウエザーニュースでも局地での情報まではカバーしきれないですね。

一番役に立って助かったのは、SNSのFacebookの「飛騨地方災害時専用トピ」というサイトでした。
何十人かのメンバーが、「どこどこが通行止めで、どこどこががけ崩れで危ない」といった情報を動画や写真付きでリアルタイムでUPしてくれます。

市の広報や国交省の情報より、はるかに早く的確です。

ということで、スタコラサッサと逃げることにしたのですが、市に問い合わせると、自分が行きたい避難所にはどうも行かせてもらえないらしいんですね~”(-“”-)”

指定された避難所は工房の目と鼻の先で???でした。ナンジャコリャ!
ということで、じぶんで勝手に避難所を設定することにしました。

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普段から自治体のハザードマップを把握しておく

カモジーが避難所にしたのは、時々行ってる市街地の「陽だまりの湯」というSPAみたいなところでした。
ここは普段から安く宿泊ができ、レストランもあるので、そうストレスもなく居られるだろうと思ったからです。

この施設から100mほどのところに川があるのですが、まあ氾濫しても2階までは来ないだろうと思って決めましたが、この辺りのことは普段から自治体のハザードマップをみて候補を決めて置いた方がいいですね。

避難所は相当なストレスがあると思いますよ。避難所を設けていただくのは本当にありがたいことなんですが、カモジーのようなよそ者にとっては、相当にシンドイと思います。まあ交流のいい機会かもしれないですが。

ジモッピーに聞いてもやはりしんどかったと言っていました。

まとめ

今度のようなことはいつでもどこでも来ることだと思って準備だけはしておいた方がいいですね。

  1. 地元発のSNSで「災害トピック」のようなものがあれば、登録しておく。なければ事前に立ち上げておく。
  2. 避難所が本当に安全なところなのか、ハザードマップを検討して判断しておく。
  3. できることなら、安全な地域の中で快適にすごせるところがあれば探しておく。

といったことが大事だなーと思いました。

役に立てれば嬉しい限りです。

こちらの記事も参考にしてみてください。

「台風24号は本当に伊勢湾台風並みだったのか?」

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