今年(2018)は台風の当たり年ですね。

前回21号の大阪や、22号の香港の映像を見ていて、今回の24号は伊勢湾台風並みという表現なので、素直にビビりました。

というのは、カモジーは伊勢湾台風当時は中学の二年生で、丁度理科部の仲間と台風観測というのをやってみるかということになったのです。

生まれて初めての徹夜というものも体験しました。

東京の杉並区だったのですが、一夜明けてみると、木が根こそぎ倒れていたりしていてビックリしたものです。

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自治体の指定避難所に行ってみた

カモジーの工房は、この前の北海道地震の時に埋まってしまった所と同じような、河川中流の河岸段丘の山側に張り付いた所にあります。

高山市のハザードマップにも危険な場所とあります。

で、台風が来ると避難するのですが、いつもは市内の陽だまりの湯という温泉施設に自主避難しています。ですが、今回はやたらと消防団の消防車が走り回って、指定避難所に避難してくださいと言うものですから、市の指定避難所に行くことにしました。

工房の斜め前の公民館も指定避難所になっているのですが、ここじゃ工房とあまり変わらないな~ということで、もう少し開けたところにいくことにしました。

そこは市役所の支所になっているところで、職員の方が5~6人詰めていました。

会議室が宿泊所に充てられていて、住所氏名を用紙に書き込んで入ります。
高齢者や身体の不自由な方にはベッドがあるようですが、こちらも高齢者であるカモジーは会議室です。

避難する時はマット持参で

会議室の床はカーペットタイルでしたが、痛くてなかなか眠れません。丁度軽トラにヨガマットが積んであったので、それを敷いてようやく寝ることができました。

よくテレビなんかで避難所の映像が流されますが、体育館なんかだと木の床に段ボールを敷いただけというように見えます。あれは寝るのも痛くて大変だろうなあと思いますね。

避難する時はキャンプの時に使う銀マットとか、ヨガマットのようなクッションを持っていくと助かります。

NHKの台風情報がずっと流れていました。ひどいところばかりの映像なので、みんな不安そうに見入っていました。

伊勢湾台風並みという言葉でビビッていたのですが、2時ころになると静かになって、ノートPCでウエザーニュースを観てみると、すでに岐阜県は通り過ぎていました。

累積の雨量も大した事はなかったので、さっさと工房に帰って寝直しです。

東京の友人とラインでやり取りしていると、ベランダの鉢が割れたり、避難経路のパネルが割れて吹き飛んだりして、東京の風の方が余程ひどかったようですね。

最大風速や瞬間最大風速というのも考えてみると、よくわかりません。

今回の24号は、目が大きかったせいもあり、カモジーのいる所は目に入ったようですが、要するに台風の中心が通り過ぎて行ったんですが、大したことはありませんでした。

前は、台風の中心なんてとんでもないことだと思っていたけれど、台風の右側(東側)より余程ましなんだということを実感しました。

北半球では風の向きが反時計回りです。だから、台風の進行方向の右側では、台風自体の風速に台風の進行する速度が加わります。

計算がしやすいように、台風の進行速度を時速36㎞とします。仮に平均風速が秒速20mだとすると、右側では秒速10mが加算されて秒速30mになるし、左側では逆に減算されて秒速10mになるということですよね。

今回の24号は、岐阜県通過時が時速60kmくらいだったので、その時の東京の風速はプラス16mということになります。八王子40mというのも納得できます。

単純には比較できませんが、その時の中心近くの高山では26m、富山では10mということになっていたと思います。

前回の21号の時は今回と逆で、高山市の西から北を通過したので酷いことになりました。

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経路は伊勢湾台風と似ていた

伊勢湾台風並みという言葉に反応したカモジーは、改めて調べてみることにしました。

中学の時はまだテレビでの台風情報というのはなかったように思います。
ひたすらラジオで気圧を聞いて天気図を時系列で書いていたんです。

余談ですが、カモジーの記憶では伊勢湾台風は20号と思い込んでいたのですが、15号だったんですね。

改めて調べてみると、経路は今回の24号と、とても良く似ています。
ただし、上陸時の気圧はまったく違っていたんです。

伊勢湾台風の上陸時の気圧は、929hPaで、今回の24号は、950hPaでした。(前はミリバールと言っていましたが・・・)全然違います。とても伊勢湾台風並みとは言えません!

カモジーは中学の時の経験で反応したのですが、伊勢湾台風並みと聞いた名古屋にお住まいのカモジーと同世代の方は、当時5000人もの方が亡くなられた記憶があるのですから、相当心配されたのではないかと思います。本当に気の毒なことです。

まとめ

今回の24号のように、伊勢湾台風並みというような言葉が言われている時は、本当なのかな?という疑問を持つことが必要だと思います。

今はググればかなりのことが分かるのですから、それが本当のことなのかは、直ぐに調べることができます。

今回は、カモジーは言葉に短絡的に反応してしまいました。反省!

流言飛語に近いものでした。

台風が来る時は、南から東を通過すると予想される時はそんなに心配することはなく、平均風速よりも低いと思っていてよさそうです。
逆に、西から北を通過すると予想される時は、それこそ最大風速が来ると思って避難を含めた対策を十分にやっておく必要があるということですね。

中心が真っ直ぐ向かって来る時は、それほど恐れる必要はなく、発表されている平均風速と思っていていいと思います。

避難する時はキャンプの時に使う銀マットとか、ヨガマットのような丸められるクッションを持っていくと助かりますので、忘れずに持参してください。

こちらの記事も参考にしてみてください。

大雨特別警報平成30年7月豪雨!

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