またまた松本椅子展の季節がやってきた。
今年も骨盤椅子の改良版?!を出す。もう何代目になるだろう。

座ったオバサマ達は「これはいいわ~!骨盤がしまるわ~」などと、男のカモジーには意味不明・理解不能なことを宣まわっていました。

なんじゃそりゃ?ということで聞いてみると、子供を出産すると骨盤が広がるらしいんですね。
で、この椅子は広がった骨盤を矯正する効果があるようだということらしいんです。

2018までの椅子はこちら

今年は座面を中心に改良します。

作りながら公開していきます。

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今年は座面を工夫する

これは前回のもので、骨盤を三方から包み込んで骨盤の矯正と背骨のS字カーブを補助することを狙ったものです。

今年は、座った時の坐骨への極圧を分散させて、長時間座っていてもお尻が痛くならないことと、骨盤底筋を適度に圧迫して尿漏れを抑制することを狙います。

坐骨への極圧を分散する

硬い座面に長時間座る人は、坐骨の部分が茶色に変色していることがよくあります。

硬い平板な座面と、曲面である坐骨が接すると一点に圧力が集中して極圧が高くなり、ゴリゴリと痛くなるのです。

で、間に挟まれた筋肉表面の皮膚が変色してくるんですね。

トイレの便座は坐骨部分を外した形なので、痛くありません。

そこで、極圧を分散させるために、坐骨が座面に当たる部分を彫り込んで坐骨の曲面に合わせてやることにします。

 

座面を彫り込む

最初は、骨盤サポートの影響を含めるために、サポート板を付けたままで坐骨周辺を中心に荒削りしていきます。
膝腰体操教室のメンバーに協力して頂いて、座ってもらいながら整形していきます。

次に荒削りで、ほぼOKという段階になったら、サポート板を外してさらに細かく整形します。

出来上がりました

まとめ

2019年の松本の椅子展は「グレイン・ノート椅子展’19」という名前で、GRAIN NOTE グレイン・ノート2Fギャラリーで、9月14日(土)~9月23日(月)まで会期中無休で開催されます。

今年は25人の木工家が出展します。

時間は10:00~18:00
住所は〒390-0811 松本市中央3-5-5
電話番号は0263-32-8850 です。

グレインノートのホームページはこちら

なお、今年は完全オーダーの正座椅子も出展します。関連記事はこちら

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