新しくできる幼稚園のための遊具を4日で作れという無理難題がやってきました!

なんかメチャクチャな話のようですが、友人の奥さんが遊具の材料となる丸太運びを手伝っていて、脊椎の圧迫骨折をしてしまったので、緊急の依頼です。

こりゃあ、一肌脱がにゃなるめ~てことで、カモジーは作ることにしました。

作るものは、自動車の遊具です。

さて4日でどう作るべーか?

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1日目は丸太探しから

さーて、丸太を探さないといけません。
友人から丸太を送ってもらう時間はありません。

必要な丸太は250φX1000くらいのものです。

工房の裏山に丸太が少し見えていたので、オッあったあったと思って掘り出してみました。
しかし直径が200φで、少し足りません。う~ん残念!

そこで、冬場の薪を買っている知り合いの製材所に行ってみました。
すると2mですが、おあつらえ向きの丸太が転がっていました。ラッキー!です。
フォークリフトで積んでもらいました。

ようやく丸太が手に入りました。
だけど生木なのでメチャクチャ重い!

余談ですが、この製材所では丸太から角材を切り出したあとの辺材を薪として売ってくれますが、これがメチャクチャ安いとカモジーは思っているんです。軽トラ山盛り一杯でなんと1000円!です。

素材を切り出す

メチャクチャ重いので、簡単には動かせません。
ということで、軽トラの荷台で切り出すことになりました。

ようやく素材を切り出しました。
これでやっとカモジーが持てる重さになりました。

またまた余談ですが、このチェーンソーはリョービの安価なものですが、工房の中で使う分にはエンジンのものよりもずっと使いやすいです。なんといってもスイッチを押せば動くんですから。エンジンだとなかなかそうはいきません。

カモジーのところには、エンジンチェーンソーが2~3台ありましたが、みんな盗まれてしまいました。小型エンジンが付いているものだけを狙う窃盗団がいるそうです。

初日はここまで

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2日目は粗加工

マンガに基づいて大まかな形を作ります。
これは、仲間が描いたものですが、某大手メーカーのカーデザイナーでした。当たり前ですが、手慣れてますね~。

まづは自動車の下面になる部分の平面を出します。
手押しカンナ盤の刃幅一杯です。ガイドを外して加工します。

重い、ひたすら重い!

重い、ひたすら重い! 大変だ~ 重さを測ってみました。

ゲッ!18kgもある。お米の10kgの袋だと、二袋弱だ!
座面のカットなどをしても15kgくらいだろうか。

保母さんが持ち運ぶんだから、なんとかしないと・・・

次にこの平面を基準にして、帯鋸盤で加工するための冶具を取り付けます。
帯鋸盤でフロント・リアの面のカット、座面やバンパーが入り込むところに切り込みを入れていきます。

帯鋸盤で切り込みを入れところをノミでさらっていきます。
ざっとエグリカッターで整えて、バンパーとかウインドシールドを付けてみます。

まだまだ重い! やっぱり15kgはある。
なんとかしないと・・・

3日目、内側をひたすらほじくる

保母さんに持ち運んでもらうには、せめて10kgの米袋くらいにしないと!
ということで、内側をひたすらほじくることになりました。

時間の余裕があれば、冶具を作ってフライスでやるところですが、無理なのでなんとかしなくてはなりません。

カモジーは筋力低下著しいので、ノミカンカンは勘弁してほしいと思い、なんかいい電動工具は無いものかと探しました。
なかなか内側を楽にほじれるものは無く、エグリカッターでも大変な作業量になります。

そうだと閃いて?、ボッシュの少し大きめのハンマードリルのチゼルをノミのように研いでやれば簡単だ!と思ったわけです。

ところが、全然ダメッ! コンクリートのような硬いものには有効ですが、針葉樹のような柔らかく弾性があるものには、文字通りまったく刃が立ちません! 浅はかなアイデア倒れでありました。

結局、ドリルで穴をあけて、チェーンソーで切り込みを入れてノミカンカンでやることになりました。

その後をエグリカッターでホジホジして、ようやく9kgにすることができました。

全体をローラーミニコの#60・#120・#240でナデナデして仕上げました。

トホホ、まる1日かかっちまったい! あと1日しかない! 保母さん喜ぶ、カモジー泣く!

またまた余談ですが、このローラーミニコというエアーツールは高い(定価で7万~)ですが、優れものです。
簡単な構造で、すぐに安い中国製なんかが出てきそうなものですが、出てきません。不思議ですね~。

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4日目、車輪を付けて仕上げる

車輪を付けないといけないんですが、捜して購入してる時間がありません。
ということで、工房の中を捜してみると、なんとおあつらえ向きのものが転がっていました。

これは前に除雪車キットを試作した時の残骸なのですが、断捨離を免れて奇跡的に残っていたのでありました。エガッター(^^)/

16φの寸切ボルトを車軸にして取り付け、外に出ているロックナット部分にハブキャップを付けて、全体をクルミオイルで仕上げました。

後ろから

ローアングルで

滑り込みセーフッ! チェッカーフラッグだ~(^^)/

まとめ

ようやく間に合ってホッとしました(^^)/

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