軽トラの運転席は物を入れるところがあまりありませんね。もちろんトランクなんてありません。
ですから、助手席には、工具箱からロープ類に、カバンから傘に至るまで、うず高く堆積してしまいます。
急に人を乗せることになった時は、荷台に全部放り込んだりして、大変です。
まして雨が降ってたりすると、悲惨なことになります。助手席に乗った人の足元や膝の上に堆積することになってしまいます。
工具箱などの少し大きめのものとか、ロープ類などは本当に置き場所に困りますね。
工具箱やロープ類は荷台に持って行きたいのですが、荷台に散らばったり、雨に濡れるのも困ります。
そこで、軽トラの荷台ボックスを、安価な市販品を使って、半自作で製作しましたので、やり方を紹介します。
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軽トラの荷台ボックスを自作する方法は色々ある
コンパネ一枚を使って、自作されている方がいます。
コンパネは基本的に耐水性がありますので、荷台ボックスの素材としては、向いています。材料費は2,000円前後で作れます。
他の自作例としては、ベランダ用の収納ボックスを流用している例が多いです。
自作というより、置いて固定するだけですが。
カモジーが当初考えた、安価で簡単に作れる方法は、フレームを小割で組んで、外周をプラダンで囲う方法です。
プラダンはカッターで切れますし、なにより軽量に作れます。
プラダンの留め方は、25mmのコーススレッドで100mm間隔で小割に取り付けます。
底部には、万一の水の侵入への対策として四隅に10mm位の穴を開けておきます。
底部はプラダンだけでは、強度が弱いので、小割に渡してすのこを付けておきます。
軽トラの荷台幅一杯で作ることもできますし、自在な大きさで作れます。
箱を自作するのも、このようにすると、比較的簡単に作れるのですが、もっと楽に簡単に作りたい。
安価な市販のボックスを使って作ることにした
そこで、ホームセンターやネットを見渡してみると、軽トラ用の物入れは、市販品がいろいろと出ているのですが、多くは荷台にドンと置くタイプで、高価なものも多いです。
丁度いい大きさのものを、箱自体から作ってもいいのですが、ここでは簡便に、安価な市販のキャリーボックスを使って荷台用の物入れを作ってみます。
雨仕舞とか、何かと手がかかる部分が、すでに出来上がっているので、荷台への取り付け方法だけを考えれば済みます。
はなはだ楽に短時間で安価に完成することができます。
このボックスは近所のホームセンターで安くなっていたので、購入しました。
幅800mmで2,000円弱でした。
荷台ボックスの作り方
荷台に大きい物入れを置くと、コンパネの3×6サイズなどの、大きなものは積めなくなってしまいます。
荷台にそこそこの大きさの物入れを取り付けて、尚且つ大判の板なども積めるというものを作ってみました。
横向きに取り付ける
普通は蓋を上にするんでしょうが、シートを付けたままで出し入れできるように、横向きに取り付けることにしました。
トリイからキャリーボックスを吊る形ですが、キャリーボックスをそのままビスなどで吊るのは構造的に弱いので内側に補強材を付けます。
内側に鉄かSUSのFB(フラットバー)を付けて、外側のU字金具とでボックスをサンドイッチにして、トリイから吊ることにします。
SUS(ステンレス)の帯板(3×30)をUの字に曲げてとりつけます。
SUSは硬くて折り曲げにくいので、軟鉄のフラットバーを折り曲げる方が楽に加工できます。この場合は塗装する必要がありますが。
8mmのボルトナットでボックス内側のFB(フラットバー)と共に取り付けてます。
このようにトリイにガチャコンと引っ掛けるだけです。
下側は、荷台の床面から、100mmほど、浮いています。
このままでは、アクセルのオンオフで、バッタンバッタンしてしまうのではないかと思いましたが、軽トラの加速度では、そんなこともなく安定しています。
また、Uの字の深さが浅く、段差を超えた時に外れてしまうのではないかと心配しましたが、そんなこともありませんでした。
よほどクロスカントリーみたいな走り方をしない限り大丈夫ですね。
普通は、万が一水漏れして、中に水が溜まってしまうと厄介なので、水抜き穴を付けるのですが、今回は横向きで蓋の隙間から、水が抜けてくれるので水抜き穴は省略しました。
シートを被せたまま使えるようにする
シートを被せたまま開閉出来るように、キャリーボックスの蓋部分は、シートの棟木より少し下の位置になるようにします。
自作荷台ボックスを使ってみた感想
荷台ボックスとコンパネの平置きが共存できた
このように下側が空いているので、コンパネなどを平置きで積むことができます。
ガチャコンと引っ掛けているだけなので、直ぐに取り外せるし、オフセットして取り付けることもできます。
デザイン上はセンターにあった方が落ち着きますが、荷物の出し入れには、運転席側にオフセットさせた方がやりやすいです。
また、上のトリイにガチャコンすれば大きい荷物も積めますね。
このボックスの幅より大きな、荷台幅一杯のボックスを使うこともできそうです。ちなみに、軽トラの荷台幅は各社1,410mmです。
ただ、このアマゾンで出ているものは、ほぼ幅一杯で使えるようですが、一気に価格が1万円以上になってしまいますので、考えどころですね。
プラスチックで、ツルツルと滑りやすいので、なかのものが蓋を開けてもこぼれ落ちないように滑り止めのマットを敷いています。
ゴム紐のネットを取り付けてもいいかもしれません。
ここにはあまり大事なものは入れないでしょうが、昨今は物騒なので、鍵をつけられるようにした方がいいでしょうね。
まとめ
運転席の荷物の堆積に参っていたカモジーは、荷台ボックスを付けました。
製作にあたって留意したポイントは
- 荷台ボックスがあっても、コンパネが平置きできること
- シートカバーを付けていても使えること
- 製作費が安価で、製作時間が短くて済むこと
です。
随分と運転席がスッキリして、快適に使えるようになりました。
これなら、気軽に助手席に乗ってもらうこともできそうです。