ビュンビュン回っているけど、どれくらいの速さで回っているんだろうか?
いろいろな回転体の回転数を、接触しないで測定できる回転計があります。
一般的には知らない方が多いとは思いますが、非接触型回転計デジタルタコメーターです
非接触式回転計とはこんなもの
回転するものの計測に手軽に使えるハンディタイプの回転計です。
カモジーが使っているのは、かなりの旧型ですが、写真のONO SOKKIのHT-4100というもので、非接触式です。
老舗の小野測器のものは、このタイプで2万円以上しますが、海外製では、2000円以下のものもあります。
このような反射テープを回転体に貼って計測します。
反射テープに向けてスイッチを押すと、回転数が計測されます。
この写真はボール盤の回転数を測っているところですが、回転するものなら、ほぼなんでも測れます。
例えば、カモジーなんかは籾摺り機のハンドルの回転数を測って、最適のスピードを選んだりしています。
基本的に接触式と非接触式の2タイプがある
カモジーが使っているのは非接触式のものです。
さらに細かくタイプ分けをすると、接触式と非接触式、および両用の3タイプと、外部センサタイプがあり、いずれのタイプも簡単な操作で、精度の高い回転数を計測できます。
設備機械の定期メンテナンスから、ホビー等のメンテナンスまで色々な用途に使えるようになっています。
以下は、小野測器のサイトに注意として、書かれてあるものですが、接触式の危険が注意されています。
※非接触式タイプに使用する反射マークは、必ず回転軸が停止したことを確認の上貼付けをしてください。
出典:onoSokki
接触式と非接触式のメリットとデメリット
接触式と非接触式には、それぞれメリットとデメリットがあります。
接触式のメリットは、いちいち反射テープをはらなくても、ダイレクトにくっつけて、回転数及び周速度が測れることです。ただし、上記のように危険を伴います。
非接触式のメリットは、離れた所から計測できるので、とにかく、安全ということになります。ただし、計測できるのは、回転数だけで、周速度は測れません。
回転する金属を削る旋盤などの場合、切削速度がとても大事なことになります。
材質によって、切削速度を変えるのですが、材料の直径を測って、計算によって、最適な回転数を算出します。
接触式の場合は、この計算の手間は省けますね。回転している材料の外周に当てれば、ダイレクトで周速度が測れますので楽です。
しかし、回転している材料に直接当てるわけですから、やっぱり危険ですね。
まとめ
回転計には、基本的には、接触式と非接触式の二つのタイプがあります。
それに、この二つの方式を兼ね備えたタイプがあり、さらに外部センサーからデータを取り込んだり、外部のデバイスにデータを送ったりする機能を付け加えたものもあります。
おすすめのタイプは両用のタイプで、通常は非接触式を使って、危険がないと判断できる場合は、接触式を使うというパターンです。
でも、とにかく安全第一という方は、非接触式を選ぶということですね。