カモジーが使っているA社のベルトサンダーに代表されるエアベルトサンダーは、代表的な使い方であるヘアライン仕上げに不可欠な、とても良いものですが、スポンジローラーの寿命が短くて泣いている方が多いと思います。
カモジーも3回泣きました。あんまり泣いて、涙も財布も枯れて怒りに変わって、作っちゃるーになったのです。
その格安の修理の方法をご紹介します。
スポンジローラーの補修
スポンジローラーは、使い方によってはかなり傷みが早く、ほとんど消耗品と言ってもいいという感じです。
それなのに6,000円?!
この6,000円という、消耗品にしては高すぎるスポンジローラーを、すごく安価に、しかもずーっと使えるものに再生します。
シャフトを使えるようにする
まずボロボロになったスポンジ部分をペンチなどで、バリバリと剝ぎ取ります。
もろくなっているので、簡単に取れます。
シャフトにくっついている部分は接着剤が付いているので、ワイヤーブラシでごしごしと落とします。
カップワイヤーでやれば、あっという間にキレイになります。
アルミのシャフト部は、横ずれしないように溝が切ってあります
シャフトにスポンジを付ける
このシャフトにホームセンターなどで売っている、内径24mmのスポンジカバーをG17などの接着剤を使って、しっかりと付けます。
菅にシャフトを挿入することになりますので、両面に塗って接着という普通のやり方ができません。
シャフト(25Φ)の方だけに接着剤を塗って、グニューっと挿入して放置します。
このスポンジは独立気泡体じゃないので、一日放置して置けば溶剤は蒸発して接着できます。
このスポンジが接着されたものの上に、水道管用の保温チューブを付けます。
「ワンタッチ保温チューブ」なんていう商品名で売ってます。
下の黒いスポンジを押しつぶすような感じで巻きます。
保温チューブに付いてる両面テープで止めます。
この時の注意点は、保温チューブの止め部分を巻く方向です。
ローラーの回転方向と逆の向きになるように巻きます。
同じ方向だと、使っているうちに、ベルトとこすれて剥けてきてしまいます。
この保温チューブを巻く時は、接着剤は不要です。双方のスポンジのザラザラが押し付けあっているので、横ずれしません。
これで完成です。
6,ooo円の使い捨て品が、ナントナントたったの30円で、しかも半永久的にずーっと使えるものに生まれ変わりました!
もっとも、60mmの長さでは売ってないので、1mで2~300円くらいはかかりましたが・・・
作業時間も30分くらいで、できます。
やったじゃん!
カモジーは泣いた分、ちょいと鼻を膨らましているのでありました。(笑)
まとめ
本当に使い勝手の良い製品なので、気軽にずーっと使っていけるように、安価なメンテの方法をやってみました。
6,000円のほとんど消耗品!のスポンジローラーを、30円でずーっと使えるものに変えました。
このローラーが付いているベルトサンダー本体の記事はこちらです。
安価なベルトサンダーをついに発見
120,000円の100mm幅のベルトサンダーと同等のものを、このモノタロウの研磨ローラーをベースにして、2万円強で作る記事はこちらです。