カモジーが住んでる高山市には有名な高山祭があります。
高山祭の秋の情報はたくさん出ているので、ここでは新参ジモッピーの話を書いてみます。
カモジーが高山に来てから20年くらいがたちますが、最初のころは旧市街(古い町並み)の上(かみ)の片原町というところに住んでいました。宮川沿いの家でした。
高山祭の屋台の一つである崑崗台(こんこうたい)の屋台蔵(やたいぐら)の隣でした。
一度だけ、ありがたいことに、向かいの家のおじいさんが声をかけてくれて、法被を着て崑崗台を曳かせていただきました。
山王祭と八幡祭
古い町並みは、国分寺通りー安川通りを挟んで上(かみ)と下(しも)に分かれています。
上のお祭りが、春の高山祭(山王祭)です。日枝神社の例祭で毎年4月14日・15日に開催されます。
下のお祭りが、秋の高山祭(八幡祭)です。櫻山八幡宮の例祭で毎年10月9日・10日に開催されます。
高山祭とはこのふたつをさす総称で、京都の祇園祭、滋賀の「長浜曳山祭」と並び日本三大曳山祭のひとつで、また日本三大美祭のひとつに挙げられています。
高山祭には動く陽明門とも称される「祭屋台」が春には12台、秋には11台曳き揃えられ、その豪華絢爛な姿を披露してくれます。また、総勢数百名におよぶ祭行列は、闘鶏楽や裃姿の警固など伝統の衣装を身にまとい、お囃子や雅楽、獅子舞に先導され祭地域をまわります。夜になると各屋台はそれぞれ100個にもおよぶ提灯を灯し、艶やかに夜の闇を飾ります。(高山市観光課資料より)
平成31年秋の高山祭の開始は2019年10月9日水曜日で、終了は10月10日木曜日です。
雨が降ると屋台が出れないですから、雨が降らなければいいですね~
秋の高山祭(八幡祭)の屋台曳き廻し
狭い古い町並みの路地を屋台曳きが、家々の軒すれすれに鮮やかに縫い巡ります。静かな祭ですが、 最も見応えがあるのは屋台曳き廻しです。
10月9日に行われ、秋の八幡祭だけの行事になります。
祭の起源と匠の技
祭の起源は飛騨の領国大名金森氏の時代(1585年から1692年)、屋台の起こりは1718年頃といわれ、巧みな人形の動きを披露するからくり奉納や、仕掛けが施された戻し車など、匠の技が生きています。
金森氏と言えば、すこし変わったデザインの城を作っていました。今の城山公園になっているところにありました。
この城の模型は、「飛騨高山まちの博物館」高山市上一之町75。電話0577-32-1205で見れます。
- 余談ですが
この博物館の近くには「とらや」という和菓子屋さんがあって、とてもおいしい栗ようかんなどを作っています。おすすめです。因みに東京の「とらや」とは関係ありません。
また、これも近くですが、えび坂を登ってすこし行くと江名子川の橋のところに「大黒屋」という蕎麦屋さんがあります。ここもおすすめです。
カモジーは客人が来られると、この二軒は必ずと言ってもいいほど案内してます。
匠の技と言えば、改築された高山駅の駅舎には2F部分に匠通りという名の自由通路があり、屋台の製作過程を道具も含めて展示されていて、一見の価値ありです。
屋台蔵への帰還も見どころです
表通りに勢揃いしているのを見るのも、なかなかのものですが、一日が終わって屋台蔵に帰って行くのにくっついていって、屋台蔵に引き込むのを見るのも、なかなかに興味深いものがあります。
屋台蔵は古い町並みの細い路地に面して直角に立っています。
町の中の狭い路地を軒すれすれに通って来た屋台が、どうやって狭い路地で直角に曲がって屋台蔵に入っていけるんだろうか?
無事に収まった時は盛大な拍手が沸き起こります。
その後は屋台蔵の前で車座になって、ねぎらい?神事の後だから直会(なおらいですね)の一杯が始まります。
仲間に混ぜてもらって、祭の最中にはなかなか聞けなかったことを、いろいろ聞いてみるのもいいですよ。
まとめ
新参ジモッピーの眼で高山祭の周辺をみてみました。
新しい興味が湧きましたら幸いです。
高山祭を思いっきり楽しんでください。
雨が降らないことを祈っています。
ではまた。